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メーカー保証や延長保証が残っている車を売るとき|保証書の渡し方と延長保証の解約を確かめる順番
新車で買ってまだ数年の車には、メーカー保証の期間が残っていることがあります。新車のときに有料の延長保証に入った方もいるでしょう。車を売ると、これらの保証はどうなるのでしょうか。先に答えると、今回確認したトヨタと日産の資料では、保証書に名前のある人から使用者が変わると、そのままでは保証を受けられません。ただし、残りの期間を次の使用者が引き継ぐ手続き(保証継承)があり、保証書とメンテナンスノートを用意する必要があります。トヨタの保証書は、車を譲渡するときにメンテナンスノートを車とセットで渡すよう求めています。一方、有料の延長保証は、売却で効力を失う、解約できない、条件を満たせば手数料を引いて返金される、などコースによって扱いが分かれます。契約書の約款で解約の条件を確かめ、売る前に加入した販売会社へ問い合わせましょう。
この記事では、長崎で保証の期間が残っている車を売ろうとしている方に向けて、メーカー保証と延長保証を分けて、売る前に確かめる順番を整理します。例として、トヨタ・日産・SUBARU・Hondaの公式の説明を使います。保証料の金額や、加入の損得は扱いません。
結論:売る前に確かめる3つのこと
- メーカー保証の期間がいつまで残っているか(登録日と走行距離)
- 保証書とメンテナンスノートが手元にそろっているか。売るときは車と一緒に渡す
- 有料の延長保証に入っているか。入っていれば、コース名と約款の解約・失効の条件
メーカー保証は、車を売るとどうなるか
トヨタが公開している自家用乗用車の保証書(2022年10月7日版)では、保証は保証登録書に記載されたお客様に対するもので、車の譲渡などで、その人が車の使用者でなくなったときに効力を失うと書かれています。日産も公式のよくあるご質問で、保証は保証書に名前が記載されているお客様に対してのみ有効で、使用する人が変わった場合は、そのままでは保証修理を受けられないと説明しています。
ただし、保証の期間内であれば、次の使用者が残りの期間を引き継ぐ手続きがあります。トヨタは「二次保証」、日産やSUBARUは「保証継承」と呼んでいます。トヨタの保証書には、二次保証の条件として、次の使用者がメンテナンスノート(保証登録書を含む)を持っていること、トヨタ販売店で手続きをすること(必要な点検は有料)、車が一度も日本国外へ持ち出されていないことが挙げられています。
次の持ち主が保証を引き継ぐ手続き
日産によると、保証継承では、保証書・メンテナンスノートと車を日産販売店へ持ち込み、事故などによる大きな損傷がないかを確かめる点検整備を受けます。自家用乗用車の場合は、12ヶ月点検整備に準じる内容です。点検整備と、そのときに見つかった不具合の修理は有料で、点検の結果によっては継承を断る場合があるとしています。保証書とメンテナンスノートがない場合は、継承の手続きを受けられないとも書かれています。
SUBARUも公式のよくあるご質問で、保証継承には所定の点検(有償)と手続きが必要とし、条件として、保証期間内であること、一度も日本国外へ持ち出されていないこと、新しい使用者がメンテナンスノートを持っていることを挙げています。
手続きをするのは、車を買った側です。ただ、そのために必要な書類を持っているのは売る側です。トヨタの保証書は、車を譲渡する場合はメンテナンスノート(保証登録書を含む)を必ず車とセットで渡すよう求めています。
自動車公正取引協議会は2019年4月の消費者向けの案内で、中古車を買った人から「メーカー保証を継承できることを知らずに、高額な販売店保証を付けて購入させられた」といった相談が寄せられていると紹介しています。同じ案内は、保証継承の条件・手続きとして、保証書があること、購入者の名義に変えた後に系列ディーラーで12か月点検相当の点検(有料)を受けることなどを挙げています。書類が車と一緒に渡っていれば、次の使用者は保証を引き継ぐかどうかを判断しやすくなります。

売る前の手順
1.保証の期間が残っているかを確かめる
トヨタの保証書では、一般保証は新車登録日から3年間(その期間内でも走行60,000kmまで)、特別保証は新車登録日から5年間(同じく100,000kmまで)です。保証書に書かれた登録日と、メーターの走行距離を控えておきます。保証の期間はメーカーや車種によって異なる場合があるため、自分の車の保証書で確かめましょう。
2.保証書とメンテナンスノートを探す
車検証入れやグローブボックスの中も含めて探します。車内の荷物を片付けるときに、一緒に捨てたり持ち帰ったりしないように気を付けます。片付けの順番は長崎で車を売る前の荷物整理でも紹介しています。見つからない場合、トヨタの保証書では、発行を受けた本人が、手続きをしたトヨタ販売店へ申し出れば再発行するとしています。
3.延長保証の契約書類を探す
新車のときや車検のときに、有料の延長保証に入っていないかを確かめます。コース名と加入日、加入した販売会社が分かる書類を手元に用意します。
4.査定のときに伝える
保証の期間が残っていること、書類がそろっていること(またはそろっていないこと)を、査定の担当者に伝えます。
延長保証に入っている場合
延長保証は、メーカー保証とは別の有料の契約です。売ったときの扱いは、コースの約款で決まります。
日産の「グッドプラス保証」の共通約款では、この保証は解約できないとされ、車の譲渡・売却などで保証書に記載のお客様が使用者でなくなったときに効力を失うと書かれています(配偶者・親子・同居の親族への譲渡は1回限り失効しない)。そのうえで、新車時加入コースには特別約款があり、契約日からメーカー保証の終了までに、車を譲渡・売却した場合などに、加入した日産販売会社へ申し出れば、保証料から解約手数料10%を差し引いた金額を返金するとしています。日産販売会社で代替する場合は、手数料はかからないとされています。
Hondaの延長保証「マモル」は、公式のよくあるご質問で、乗用車の「長期コース」「新車コース」に限り、保証が始まる前(メーカー保証の終了後から始まる)であれば、買い替え・転売のときに解約でき、返戻金は保証料金から手数料2,000円(税込)を引いた額と説明しています。乗用車の「車検コース」と「継続コース」は、解約できないとされています。
どちらの例でも、解約できるのはメーカー保証が終わる前など、時期が限られています。売る日を決める前に、加入した販売会社へ問い合わせましょう。売る時期の考え方は車を売るタイミングはいつ?も参考にしてください。
延長保証の書類で見る項目
契約書類や約款を開いたら、次の項目を順に書き出します。
- コース名と加入日(新車時に入ったのか、車検時に入ったのか)
- 保証が始まる日と終わる日(メーカー保証の終了後に始まるコースもある)
- 解約の規定があるか。ある場合は、申し出できる期間・理由・申し出先・差し引かれる手数料
- 失効の規定。売却や譲渡のとき、家族へ譲るときの扱い
書き出した内容と、売る予定の日を並べてから販売会社へ問い合わせると、話がかみ合いやすくなります。約款の読み方が分からない場合は、該当する箇所を示して確認してもらいましょう。

条件別の判断
- メーカー保証が残り、書類もそろっている:保証書とメンテナンスノートを車と一緒に渡します。
- メーカー保証が残っているが、書類が見つからない:売る前に販売店へ再発行を相談します。間に合わない場合は、そのことを査定のときに伝えます。
- 延長保証の約款に解約の規定がある:解約できる時期と申し出先を確かめ、売る日程と合わせます。
- 延長保証が解約できないコース:売却で効力を失うかを約款で確かめておきます。
- 買い替え先が同じメーカーの販売会社:日産の例のように手数料の扱いが変わる場合があります。下取りと買取の違いは長崎で車を売るなら下取りと買取どっちが得?で整理しています。
よくある質問
保証が残っている車は、高く売れますか?
保証の有無が査定額にどう反映されるかは、今回確認した公式情報には書かれていません。保証の期間と書類の有無は、事実として査定の担当者に伝えましょう。
家族に譲る場合も保証は失効しますか?
メーカー保証の扱いは保証書で確かめます。日産のグッドプラス保証のように、配偶者・親子・同居の親族への譲渡は1回限り失効しないとする延長保証もあります。
保証継承の手続きや点検は、売る側がしておく必要がありますか?
自動車公正取引協議会の案内では、購入者の名義に変えた後に系列ディーラーで点検を受ける流れとされており、手続きをするのは次の使用者です。売る側は、保証書とメンテナンスノートをそろえて渡すことに集中しましょう。
買取ラクダへのご相談
保証の期間が残っている車を手放したい方は、長崎の廃車・車買取ラクダへご相談ください。保証書や延長保証の書類が見つからない場合も、その状態のままお伝えください。お申し込みから引き渡しまでの手順と必要書類は、長崎で車を売る流れ・必要書類と、次のページでご確認いただけます。
出典確認日:2026年10月12日。保証の期間・条件、延長保証の解約規定は、メーカー・車種・コース・契約の時期によって異なります。必ずお手元の保証書と契約書類をご確認のうえ、加入した販売会社へお問い合わせください。

